バリアフリーで「平ら」化が進む世の中に、あえてフロアに小さなアップダウンを設け、視覚的に軽やかな変化を与えたLDKに大きな吹抜け。
窓辺の薪ストーブでは暖かな炎が揺らめき、陽光が降り注ぐガラス張りのサンコートに腰掛けると、メダカが泳ぐビオトープのウォーターガーデンが安らぎを添える。
「住むだけでなく、自己実現のために家を建てるんです。誰にだって『ここだけはこだわりたい』というものが、必ずいくつかはあるはず。そんな趣味の世界や欲しいものを集めて、設計をアトリエ建築家に委ねたのがこの家です。」と、R+houseの生みの親でもあるこのモデルハウスの主は語ります。
家としての高い機能性を考慮した上で建築家が手掛けたデザインは、年々味わいを増す自然素材のインテリアとも相まって、築後10年以上を経た今なお普遍的な輝きを放っています。